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マイウェイ・マイラブ(That'll Be The Day) [DVDやら映画やら]

バディ・ホリーさんの名曲、"That'll Be The Day" が原題の映画。場所はイギリス。ジムが幼いころに父親は家を出て行った。それからはずっと母親とおじいちゃんと暮らしている。自分の生き方に悩んでいた彼は、大学受験寸前、試験を放り出して家を出る。そして一人で部屋を借り、仕事を始める。自分一人で生きていくかと思いきや、母親に見つけられて結局援助されたりする。ああだらしないがまだ未成年のはずだからしかたがない。移動遊園地の仕事を始めるが、一般的にあまりいばれるような仕事ではないらしい。同級生だったテリーが連れてきた女子に仕事のことを話しても怪訝そうな顔をされる。しかし遊園地の仕事をしている間に女性との付き合いやエッチ方面には才能を開花させてしまう。最初はあっという間だったのに。やりたい盛りは伸び盛りということか。色々あってジムは母親の元に戻って仕事を手伝い、結婚して子供までもうけてあれよあれよと父親になる。そして勉強をやり直そうとテキストを持って夜間学校に通う・・・と言うのは口だけで、彼の足が向く先はバンドのライブ会場。お前は予備校をさぼる子供かとつっこみたくなる。しかしおそらくこの時点ではまだ二十歳そこそこくらいだろうからしかたがない。結局彼が目指すものは・・・血は争えないというかなんというか。救いようがあるのかないのかは観る人によっては変わるラスト。それを決めたときの公会堂での目線の様子からすると「女にモテたい」だけかもしれない。一般には「こいつバカ?」と思われそう。リンゴ・スターさんとキース・ムーンさんを見る映画でもある。リンゴはジムの友人になる役で、中盤までけっこう出ずっぱりでセリフも多い。キースはストーミー・テンペストのバンドのドラマー。テンペストが自分を追い出したがっているとぐちってドラムをこれみよがしに叩いたり、作曲はアメリカ人のすることだとか言い放つ。このバンドマスターのテンペストがなんとビリー・フューリーさん。さすがに歌うさまもかっこいい。ジムが遊園地で仕事をしているシーンでは、「やっと手に入れた」とバディ・ホリーさんのアルバムをテリーに見せるシーンがある。亡くなったのが1959年だから、時代としては50年代後半から60年代にかけての話しだろう。ビートルズの登場前夜。移動遊園地時代のジムやリンゴはテディっぽい襟のジャケット。モッズとか革ジャンのロッカーズはまだいない。ジムが冒頭のカフェとラスト近くの楽器店で会うバンド青年二人が60年代初頭に頭角を現しはじめたバンドにあたるのかも。公会堂での演奏曲も「スローダウン」でビートルズっぽい。聴き覚えのある曲がたくさんかかるが、中でもかっこいいのがダンスマラソンでテンペストが演奏するザ・フーの「ロング・リブ・ロック」。当時はあるはずない曲でもかっこよすぎ。冒頭のジムの父親が戻ってきたり、出て行ったりするシーンは、なぜか映画「トミー」を連想してしまった。映画「さらば青春の光」とか、イギリスの青春映画は親から受け継いだ血というのが、けっこう重要なのかもしれない。ゴール寸前に走るのを止めた映画とか、第二次大戦に勝った国の割には悩める青春の人が多いなあと思うが、戦争に勝ってもそれだけ代償もあるということでしょうか。この映画はたしかサントラ盤も出ていた。面白かった。


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