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101日(The Show Must Go On) [DVDやら映画やら]

クロアチアの映画。けっこう相づちとかで英語を使うんですねえ。少しだけ週末世界映画に興味が沸いて借りてしまったが、途中まで見て、「あ、見たことある・・・」と思い出す。第三次世界大戦で廃墟になった世界に生き残った人たち。彼・彼女たちはどうやって生き残ったのか?という話し。謎解きというものではなくて、淡々と状況を説明する感じ。生き残った理由はテレビ番組に関係するんですが、気になるのは、テレビ局の上司がどういったプロセスでその番組の継続を決めたのかというところです。それなりの場所・設備があるところからすると、おそらく国からの指示によるものか。ノアの箱舟に始まった生き残りのための退避。こうした退避話しでは、生き残るべき人を選ぶ「人選」が重要になったりします。ここではそうしたプロセスはありません。たまたま別な理由で選ばれた人がいたのでそのまま残した。その時点で国はけっこうヤバイ時勢だったんでしょうねえ。緊張状態にあっても国民の平静を保たせるという理由もあったんでしょう。自粛だけではいけない。理由はどうあれ、継続したことは間違っていなかったかもしれません。主人公格のプロデューサー、フィリップはなぜ子供だけ置いていったか。自分もいっしょに残ればよかったのにと思いますが、妻や母親の手前か、それとも残った彼らと一緒にうまくやれるわけがないと思ったのか。その理由はわからないですけど、子供を置いていったことは、血縁のバリエーションを増やすことでも有益。手塚治虫先生の「火の鳥」でもありました。あれは深い深い穴の中で生活してどんどん同じ血が増えていったんだっけかなあ。映画「奇談」とか「丑三つ村」でもありました。ただ、生き残った人々の話しよりは、人々の知らない間に淡々と進んでいく戦争に注目すべき映画です。テレビ局内のカフェで、フィリップと部下がコーヒーを飲んでいるときの出来事がけっこうショック。登場する人は戦争を気にしながら、それを避けている様子。そして継続されるテレビ番組に彼らは意識を逃亡させる。でも人々は滅亡に追いやることができる核兵器を持っているので、そんな世では「どうやって逃げるか」ということを考えていった方がいいかもなあ。これからの大きいビルはシェルター的な機能を持つとか、新しい競技場とかも非難場所とか外界との隔離が容易にできるような構造にすべきとか。あ、そうするとやっぱり屋根は必要だ。なんちって。フィリップの気を引こうとしている、あるいは既にしっぽりの関係にある女性社員の態度がけっこう面白い。「なかなかいっしょになってくれないのね」という感じがけっこう上手に出てました。映画の原題は「The Show Must Go On」で、テレビ番組の「Show」のことでしょう。終末映画にこのタイトルはけっこう皮肉がきいていると思いますが、ありきたりな気もします。映画の中の「Housed」をそのままタイトルにしても良かったかもなあ。面白かった。蒸す。


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