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永遠のジャンゴ(DJANGO) [DVDやら映画やら]

ナチス・ドイツ占領下のフランス・パリ。そこで演奏するジャンゴ。そしてそこから逃れようとするジプシーたちの話し。1943年6月、フランスはアルデンヌ。森の中。いきなりセルマー3台が鳴っているのがうれしい。しかしその後が悲惨すぎ。場面変わって大劇場。ステージが迫ってもジャンゴはパリに川で魚釣り。ステファン・グラッペリさんはいない。バイオリンではなくクラリネット。この頃はイギリスにいたのでしょう。前にあるのが彼の椅子だけなので、演奏の主役がジャンゴさんであることがよく分かる。出だしは黒木瞳さんの芸名の由来である「黒い瞳」。弾いているギターのネックがかなり太い。ギターを弾いている様子のクローズアップが多い。そのまま引いてレダ・カテブさんの姿が見えるので、指の動きとかかなり練習されたのではないだろうか。ジャンゴさんのギターでオーディエンスが総立ちになるところがすばらしい。してやったりという表情のジャンゴ。ドイツの軍人はドイツでは黒人の音楽はダメ、スイングはダメ、足でリズムは取るな、ベースは弓弾きだけとか、絶対に守れないことばかり要求する。しかしドイツの『ジャズ博士』はけっこうノリノリなピアノを弾く。だいたいジプシーがドイツ軍人の前で演奏することほど、純血主義のナチスへの最大の侮辱になりそうなのだが。もしジャンゴがドイツに行っていたらどうなっていたか? 考えてみるとけっこう怖い話。それが物語のサスペンス要素でもある。名盤のローマセッション『Diangology』も存在しない世界になっていたかもしれない。奥さんには悪いが『夜の女王』にも正しいところがあった。彼女は世のなかをふかんして見ていたのだった。後半の晩さん会で、コームを割ったのは、ピック代わりにするためかと思ってしまった。レコーディングでジャンゴがバイオリン奏者にダメ出しする言葉がけっこうきつい。それは彼にとってのバイオリンがイギリスで別れたグラッペリさんであるせいかも。ジャンゴの手を見て勝手に所見を口にする医者のシーンがアホ。冒頭で『マイナー・スイング』が流れる『ルシアンの青春』とセットで見る物語。面白かった。

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