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風の歌が聴きたい [DVDやら映画やら]

聴覚障害という“個性”を持った昌宏と奈美子の夫婦。話しは宮古島でトライアスロンの大会に出場する昌広と出産で入院中の奈美子の様子が並行して進む。高橋かおりさんは「友情出演」となっていて看護婦さん役。その看護婦姿がすばらしい。彼女は手話が使える役で、院長と奈美子の間に立って二人をつなげている。彼女の笑顔が赤ちゃんを抱いて砂浜に立つ昌弘と奈美子夫婦に重なる場面がすばらしい。デート中のパーマなヘアスタイルが昭和っぽくてすばらしい。友情出演であればギャラとかも抑えられていたりするかもしれないが、非常に重要な役どころで、ラストシーンにも登場してくれる。そのラストからまたひとつの物語が始まりを予感させるところが上手いし憎い。ファクシミリの活躍がすばらしい。「ファクスなどもう要らない」という風潮もあるようだが、話せる人が電話で話すように彼らは文字で会話しているのだなあ。奈美子の姉・藍子が制服のブラウスを脱ぐシーンは必要だったのか?と思ってしまうが、絵を見つめているだけでは映画にならなかったのだろう。誕生日にオルゴールを贈ることの種明かしが上手い。就職が上手くいかないときの無言の電話シーンがいちばん泣ける。奈美子の幼少期のシーンで、姉の藍子が妹ばかり手がかけられることに不満そうな表情を見せるが、それを細かく描かれなかったところが良い。もしかしたら描いていたけど200分になっちゃうから切られたのかも。トライアスロンで門が閉められるシーンがつらい。昌弘の父親のスピーチが良い。昌弘の父親、奈美子の父親とも性格はちがうが、子供を応援する姿勢は同じ。ラストを飾るのは高橋さんというところが憎い。あの相談は自分のことだったのね・・・って大体分かってましたけど。大林監督のせいか、題名には "A MOVIE" が付いている。ファンタジーシーンが無いところがすばらしい。シーンとしてのファンタジーは無い代わりに、岸部一徳さんの院長、嶋田久作さんの滝先生、峰岸徹さんの教師の存在がファンタジーに見える。その他、奈美子の同僚が出産を声をそろえてうらやましがるところとか。それを考えれば天宮良さんと中江有里さんが学生時代を演じるのもファンタジーだが、それは本人出演の再現ドラマと思ってしまおう。隠れた見ものはディスコの石橋けいさん。中江有里さんの純情がとにかく光る。高橋さんが出ていなければ見ることはなかったでしょうけど、面白かった。

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