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ジャニス リトル・ガール・ブルー(JANIS:LITTLE GIRL BLUE) [DVDやら映画やら]

JANIS:LITTLE GIRL BLUE のタイトルロゴのデザインがかっこいい。オープニングからジャニスさんが歌う姿を堪能できる。妹のローラ・ジョップリンさんや幼なじみが家族や学生時代のことを話してくれる。公民権運動の時代、差別は間違いという彼女の主張は南部には合わなかった。高校三年間はいじめにあう。町には KKK。ひどいことに学生時代、ブサメンに選ばれてしまう。どの時代にはバカな学生はいるもんだ。他にもピーターとかゲスな人もいる。そしてスタイルはビートニクっぽくなる。フィルモアで彼女が見たのはオーティス・レディングのショー。彼の身振りやシャウト、ガッタガッタに影響を受けただろうというのは関係者談。ジャニス自身オーティスが好きだと話している。もちろんアレサ・フランクリンも。ギャラがいくらかなんて関係なしに出演したモンタレー・ポップフェスティバル。ボール・アンド・チェインを歌い終わったあとの歓声に照れるような表情がかわいい。ずっとワンピースかと思ってたら、フレアのパンツをはいていた。1968年 コロムビア・レコードスタジオのシーンが面白い。サマータイムを録音しているところで、Gibson SG で印象的なメロディを弾いている手元も映っている。別テイクをやる、他の曲をやる、やらない等々、メンバーでもめている様子。しかし「どっちでもいいじゃない、もう10時を回ったわ」とか「みんながそれでいいならね。わたしは賛成できない」とか、ジャニス対他メンバーの様相。録音の確認、そしてモノクロのライブ映像と、サマータイムが録音~観客の前で演奏されるまでがまとめられているのがすばらしい。シーンの最期はジャニスのドヤ顔で終わる。ジャニス人気の高まりとともに、バンドメンバーたちは険悪になっていく。リーダーのピーターに代わってルックスの良いジェームズがバンドの顔になり、そこにジャニスが加わり、二人をさしおいてバンドの顔になってしまった。マネージャーの売り出し方もジャニスが中心だった。マスコミもジャニスはバンドを「離れるのでは?」とか「離れるべき」と騒ぎ立てる。彼女はバンドを脱退する。最期は彼女が決めたのだろうけど、マスコミや業界の声に自分を見失っていたのかもしれない。今度は新しいバンドがコケにされる。それは彼女の能力だけが理由ではないだろう。ウッドストックの映像では途中から音が消えてしまうが録音状態が悪かったのだろうか。1970年のフェスティバル・エクスプレス。ムーブ・オーバーのライブ映像。グレートフル・デッドたちとのツアーで、ジュリー・ガルシアさんやボブ・ウェアーさんの姿を見ることができる。ガルシアさんは黒い Stratcaster を手にしてる。彼はジャニスを理解していた一人だったという。移動中のセッションでジャニスはギルドを手にして歌う。この歌がすばらしい。よく音楽の記録映画に登場するテレビ番組の司会者ディック・キャベットさんと、モンタレーのベネベイガー映画監督の話しが面白い。二人ともバンドメンバーやマネージャーのような関係がないせいか実に客観的。ディックさんは彼女とどこまでいっていたのか。ベネベイガー監督は「彼女は、声が出ない音域はたいがいシャウトか絶叫、それだけでは音楽はなりたたない」とも話す。そしてプロデューサーだろうか、ポール・ロスチャイルドという人はジャニスに「声を使い分けろ」とアドバイスしている。彼はジャニスに多大な影響を与えたとされている。彼女の周りには良い人も多かった。ときどき挿入されるセミヌードのショットにおどろく。オーティスさんのライブ映像では、Fender Telecaster を弾くスティーブ・クロッパーさんと ローズウッド指板の Precision Bass を弾くドナルド・ダッグ・ダンさんの姿が見れてうれしい。ジョン・レノン&オノ・ヨーコさんを見るには、ずいぶん後まで待たなければいけない。ジャニスの素は声がでかい陽気なテキサス娘だという。しかしこれも虚構なのかも。ロック・アイコンの王道的ストーリー。ドキュメンタリーな感じがしない、すばらしいドキュメンタリー。


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