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サチコの幸 [DVDやら映画やら]

日活映画。なんといっても永島暎子さんと泉じゅんさんを一度に見れる大変な映画。タイトルロールで、主役の三浦リカさんの名前からちょっと離れて二人の名前が同じ画面にあることに感動します。でも泉じゅんさんの出番が少ないのがちょっとさみしい。もう少し出してほしかった。二人のおでこが良いです。まだ樹木希林さんが悠木千帆さんだったころの映画。女将さん役が「あたしゃ許さないよ」の浅香光代さん。街中ロケの雰囲気はどう見ても70年代ですが、設定は戦後の昭和、場所は新宿2丁目。人の良いサチコの人情物語。サチコやヨシコたちが仕事中の色っぽい様子が上村和夫さんの静止マンガで描かれるのが素敵。サチコが泣いている学生にアレを見せるときもマンガになって、そのときの表現がすばらしい。話しの内容が内容ですけどなかなか肌は見せません。ヨシコが進駐軍の恋人を紹介したり、サチコが学生に女将を紹介するシーンは、なんだか舞台を見ているようです。浅香さんのせいでしょうか。このときのお猿さんがおとなしくしてて偉い。もしかして浅香さんの猿だったりして。エロ雑誌のおじちゃんの足裏シーンは、ほんとにくすぐったそう。彼の話しにはちょっと同情する。結婚したといっても、結婚が分からなくなるサチコ。幸せを知らなかったことも原因かもしれませんが、今にも通じそうなシチュエーションではないだろうか。サチコの求める「幸」はケンちゃんだけだったのか。それとも、求めながらもその幸がなんなのか分からない? 結婚から離れるきっかけとなった出来事での「2丁目のときは誰でもよかったんだろ」という男の言葉に、「あー言っちゃったよ」というがっかり感。仕事なら断れないことは、男がいちばんよく知っているはずで、言ってはいけない言葉です。永島さんがいなくなった後、三浦リカさん演じるサチコの顔が永島さんに見えてしまうときがあります。二人が並ぶとなんだか姉妹のようです。タイトルロールではちょっと名前が後ですが、占い好きの絵沢萠子さんが良かった。あと悠木千帆さんも。いくつかのシーンで見られる、いかにも映画だというセットに好感が持てます。たぶん靴を磨いてもらっていたパイプの男性が作者の上村さんなんでしょうか。面白かった。求めるものが分からない、これが70年代かもしれません。年代で考えると、この翌年が映画「女教師」なんだなあ。晴れ・風・雨。


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